駅MODを制作する

「駅MOD」セクションでは、TpF2内で自作の駅やモジュールを使えるようにする方法について説明します。ここでは非頭端の旅客駅を仮定して説明しますが、他の種類の駅も同じような構成で作成できます。

駅MODには、大きく分けて次の3通りの作り方が存在します。

A. 自作モジュールを追加するMOD。ゲーム内の駅設定メニューで、自作のモジュールが選択できるようになります。駅建設メニューには現れないので、一度バニラ駅を建設してから、モジュールを置きなおす形で使います。スクリプトの知識をあまり使わずに作ることができます。

B. 自作モジュールを使い、デフォルト駅と同じ構成で建設できるようにするMOD。駅建設メニューから自作の駅が選択できるようにします。モジュールの初期配置とパラメータによる分岐に対応するために、多少のスクリプティングが必要になります。

C. 独自の構成でモジュールを配置できるようにするMOD。モジュールの幅や長さを変えたり、アセットや駅舎の位置を変えたりできる、もっとも自由度が高いMODです。高度なスクリプトの知識が必要になります。

始めて駅MODを制作するときは、まず 1. から始めて、ある程度駅モデルの仕組みに慣れてから 2. に取り掛かることをオススメします。

また、注意として、Cの方法で作成された MOD ではモジュール側に追加の設定を必要とする場合があり、対応していないモジュールは使用できなくなります。たとえば、MOTLAS で建設した駅には、MOTLAS に対応したモジュールだけが配置できます。

駅モデルの構成要素

駅モデルは、次の要素で構成されています。

1. 3Dモデルを表すファイル。.mdl、.msh、.mtl やテクスチャなどのファイルです。配置されるフォルダの場所以外は、車両モデルとまったく同じものです。ただし model ファイルのみ、いくつか追加の設定項目が必要になる場合があります。

2. モジュールファイル(.module ファイル)。ホームや屋根、階段、駅舎など、ひとつひとつのモジュールを定義するスクリプトファイルです。駅設定メニューでは、この module ファイル単位でモジュールが表示されます。

3. コンストラクションファイル(.con ファイル)。駅のスロットの配置や、駅建設時にどのようにモジュールを配置するかを定義するスクリプトファイルです。駅建設メニューに表示させるには、この .con ファイルを作成する必要があります。

これらのファイルは、res フォルダ下の次の場所にそれぞれ格納されます。

上記作り方 A, B, C は、con ファイルをどこまで自作するかに対応しています。A は con ファイルを一切作成しない方法、B はバニラ駅の con ファイルを流用する方法、C は独自の con ファイルを一から作成する方法です。

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